この記事はこんな方におすすめ
- 競艇を始めたばかりでセオリーを知らない
- 舟券予想で1着を決めても2着以降がわからない
- スジ舟券という言葉を聞いても意味がわからない
ボートレースの三連単予想でイン逃げ「1号艇」の軸を決めたとしても、その艇の次に来る艇を予想するのが難しいと感じたことはありませんか?
競艇でセオリーと言われる「筋舟券(スジ舟券)」を知ることで、舟券の点数を絞り込めたり、出現回数が多い組み合わせと理由で予想することができます。
この記事では、舟券予想でセオリーと言われる筋舟券について詳しく解説していきます。
筋舟券(スジ舟券)とは?
筋舟券(スジ舟券)とは、軸となる選手が1着になる場合に2着にどの艇が来やすいのかを集計して、競艇のセオリーとした出目データのことです。
1着になる艇の進入コースや決まり手で、筋舟券の出目(スジ目)は変わってきますが、各コースの攻め方や選手の得意な決まり手はある程度決まっているので、進入コースや周りの選手との比較で展開が読めます。
スタートが揃って1コースが1着のときの筋舟券
1コースの艇が1着を取るには、決まり手は「イン逃げ」しかありません。
スタートタイミングが揃っていてイン逃げを決める場合には、2コースが壁になり1コースの内側から差しに行くので、筋舟券は下記のようになります。
1コースが1着時の筋舟券
- 1-23(イン逃げ)
2コースがスタートで凹み1コースが1着の筋舟券
2コースがスタートで出遅れて、1コースが逃げた場合の筋舟券は下記のようになります。
2コース凹みでイン逃げの筋舟券
- 1-34(イン逃げ)
- 3-1(まくり差し)
2コースがスタートで凹んだ場合には、3コースの艇がまくり差しに行くことになり、当然4コースの艇がまくりを選択することが多くなります。
もし3コース艇のまくり差しが決まれば、舟券は3-1の高配当となり、1コースの艇が差しを警戒して小回りをしてくれば、ツケマイが決まり3コース艇が沈み、まくりに行ったダッシュ勢にもチャンスがあります。
差しやまくり差しを選んだ艇が引き波にハマる展開は、456コースの艇が連に絡むので、高配当の舟券が提供されます。
23コースがスタートで出遅れたイン逃げの筋舟券
2コースと3コースが出遅れた場合には、壁がなくなるためにイン逃げの可能性は低くなり、4コースの艇が有利な展開を作ることになります。
この展開でイン逃げが成功する場合には、1コースが4コースのまくりを警戒して少し強引にでも1マークを先に回ろうとします。
1マークを過ぎて1コース艇が膨れるため、4コース艇がまくりに行くと同じように外側に押し出されて飛ぶ可能性が高くなりますので、4コースはまくり差しを選びます。
この時の筋舟券は下記の通りです。
23コース凹みの筋舟券
- 1-4(イン逃げ)
- 4-1(まくり差し)
3コースが出遅れたイン逃げの筋舟券
3コースの艇がスタートで出遅れた場合には、4コースが有利になります。
ただ2コースの艇が壁になるため、4コース艇は1コース艇の外側からまくりに行く選択肢になるので、実は5コース艇に絶好のまくり差しチャンスが訪れます。
イン逃げが決まる場合とイン逃げが崩れた時の筋舟券は下記の通りです。
3コース凹みの筋舟券
- 1-245(イン逃げ)
- 5-1(まくり差し)
- 2-1(2コースの機力が高いとき)
イン逃げの筋舟券まとめ
1コース艇がイン逃げを決めて1着を取るときには「1-5」と「1-6」は筋舟券にならないと言われています。
理由は1コースが「イン逃げ」を決める場合には、2コースか3コースの艇が壁になってダッシュ勢をブロックすることが条件になります。
5コースや6コースの艇が2着に来るにはスロースタートの艇の動き次第になりますので、1マークに一番遠いアウトコース艇に自力で2着に上がる可能性が少ないということです。
イン逃げの場合、2着の筋舟券はありますが、3着までのどこが来やすいのかという筋舟券は残念ながらありません。
裏を返せば、イン逃げの場合には3着にはどの艇が来てもおかしくないということですので、流して舟券を買うと払戻金が舟券代を下回り、ガミる可能性が高くなります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
次回はイン逃げが崩れた場合の筋舟券を詳しく解説してみようと思います。
次回の記事も楽しみにお待ち下さいね。
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